Indeedとハローワークはどちらも無料で利用できる媒体のため、どちらを利用すべきか迷っている方も多いでしょう。2つのサービスをきちんと理解しないまま選んでしまうと、採用活動がうまくいかない原因になりかねません。
ここでは、Indeedとハローワークについてしっかりと理解して最適な媒体を選んでもらえるように、共通点や違いについて紹介します。
Indeedとハローワークは、どちらも無料で求人を掲載できる求人媒体です。初期費用や成功報酬のような費用も発生しないため、コストを抑えて採用活動したい企業にとっては、どちらも魅力的な求人媒体と言えるでしょう。
そのほかには、求職者がWEB上で求人情報を検索できるという共通点もあります。求人票の作成についてはどちらも企業側で行なう必要があり、Indeedやハローワークに依頼できません。
求職者がハローワークで募集されている求人に応募する場合、ハローワークの相談窓口まで足を運ばなければいけません。そこからハローワークの職員が求人を出している会社に連絡し、応募書類送付の案内または面接日程を調整します。Indeedなら求人の検索から応募までWEBで完結できることがほとんどのため、ハローワークよりも手軽に応募できるのが強みです。
ただし、Indeed上に掲載されているハローワークの求人情報については、ハローワークと同じ手順で応募する必要があります。
ハローワークに求人票を掲載する場合、管轄のハローワークに行って事業所登録をし、記入した求人申込書を窓口に提出する必要があります。事業所登録は初回のみで、求人申込書の記入は2回目以降からWEB上で行なうことも可能。申し込んだ求人票は、翌日から掲載が開始されます。
Indeedに求人票を掲載する方法は、「Indeedに直接投稿する」「自社サイトとIndeedを連携する」の2つ。どちらもWEB上で手続きを完結できるほか、費用はかかりますが求人票の作成や運用を代理店に依頼することもできます。
Indeedは掲載している求人数の多さが強みで、SEO対策も行なわれています。そのため、GoogleやYahoo!で「職種+地域」などのように絞り込み検索した場合、Indeedの求人情報が上位表示されやすい傾向にあります。また、Indeedには有料広告を使って求人情報を目立つ位置に表示させることもでき、多くの求職者に自社の求人票を見てもらう可能性が高い求人媒体です。
一方で、ハローワークの求人票はインターネットでの検索で上位表示されることが少ないため、Indeedに比べて求人票の露出度は低めです。また、スポンサー広告のような優先して上位に表示する広告機能がないので、急募の求人を効果的にアピールするのには向きません。
Indeedとハローワークのどちらの求人票にも、自己PR文を記入できる場所が用意されています。ただ、ハローワークに掲載できる文字数には制限があるため、限られた情報だけで自社の特徴や雰囲気を求職者にアピールするのはかなり難しいでしょう。
IndeedならPR文に文字数制限がないので、ハローワーク以上に自社の魅力や強みを求職者にアピールでき、求職者の興味・関心を高める効果を期待できます。
ハローワークでは、求人票の掲載期間を申込月を含む翌々月末(約3ヶ月)までと定めています。申込月が月末の場合は、掲載できる期間が約2ヶ月になるので注意が必要です。
Indeedなら、基本的に掲載期間は自社で決めることが可能。ただし、Indeedでは求人情報が最新かどうかを重視しているため、掲載順位を下げないようにするには常に最新の情報へのアップデートが求められます。
ハローワークに登録した求人原稿の内容を修正するには、その都度ハローワークの窓口に出向いて申込書を再度提出する必要があります。また、修正した箇所が反映されるのは申込書を提出した翌日になるため、リアルタイムでの変更はできません。
Indeedでは、WEB上で求人票の修正が可能。文章のほかに画像や写真の変更もすぐに反映されるため、求職者にリアルタイムで最新の情報を届けられます。
ハローワークでは求人票を上位表示するなどの対策ができないため、応募者が少ない場合にとれる対策は「求人原稿の見直し」のみです。
Indeedなら有料のスポンサー広告を利用することで、求人を目立たせることが可能。多くの求職者の目に触れることができるため、応募をもっと増やしたい場合に有効な対策です。また、表示回数やクリック率、応募率などのデータも分析でき、求人原稿の見直しに役立てます。
Indeedには応募者管理機能がついているため、どういった求職者からどのくらい応募があったのかをデータで管理でき、今後の求人活動に生かせます。また、応募者への対応状況やフローを社内で共有できるほか、対応メールをワンクリックで送信できる機能も搭載。テンプレートは自社で設定する必要はあるものの、応募者の管理から応募後の対応までサポートしてくれるのがポイントです。
一方で、ハローワークには応募者を管理できる機能はついていません。そのため、自社で応募者のデータを管理する体制を整える必要があります。
Indeedはハローワークに比べて求人票を掲載するのに手間がかからず、SEO対策も行なわれていることから、より多くの求職者に自社の求人を見てもらえる可能性の高い求人媒体です。そのため、求人媒体としてどちらが優れているかといえば、Indeedに軍配があがるでしょう。
ただ、どっちを使うと効果的かという点では、Indeedとハローワークの両方に求人を掲載するのをおすすめします。なぜなら、Indeedとハローワークの両方に掲載した結果、ハローワークからの応募ですぐに採用につながったという例もあるからです。
求人媒体としての利用者数についてはIndeedが圧倒的のため、Indeedをメインに採用活動を行なうと良いでしょう。
ハローワークよりもIndeedのほうが求人媒体としては優れているといっても、Indeedに求人票を掲載すれば必ず成果につながるわけではありません。Indeedを効果的に運用するにはコツやノウハウを押さえている必要があるため、専門的な知見やノウハウのない自社運用ではなかなか成果が出ないこともあるでしょう。
Indeedでの採用活動がうまくいかない場合は、代理店に任せるのがおすすめです。代理店ならIndeedで成果を出すノウハウを蓄積しており、自社で運用するよりも効果的な運用を期待できます。また、代理店によっては得意分野を生かしたサポートを行なっているところもあるので、自社の採用の課題やニーズに合った代理店を検討しましょう。
引用元:株式会社DYM公式サイト
https://dym.asia/
※広告費用のほかに、運用広告費の一定割合の料金が運用手数料としてかかります。
引用元:アドバ公式サイト
https://www.adva-webteam.com/indeed/
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