介護業界のIndeed求人広告の書き方

同業他社との人手獲得競争が激しく、人手不足が続く介護業界。求人広告は出しているものの「なかなか応募が来ない」「求人原稿のどこを改善したらいいか分からない」と悩まれている方は多いのではないでしょうか。

このページでは、介護業界の求人広告を検討している方や求人広告で課題を感じている方に向けて、介護業界におけるIndeed求人広告の書き方や応募が集まるポイント、時間や手間をかけずにIndeed求人広告を作成する方法をお伝えしていきます。

ペルソナを具体的にイメージする

求人広告で最も大切なことは、その情報が誰に向けて書かれたものか、ターゲットを設定することです。より求人広告の効果を高めたいなら、ターゲットよりも踏み込んだ「求める人物像＝ペルソナ」をイメージしてアピールしましょう。

例えば、現在介護スタッフとして働いている転職希望者をターゲットにするとき。「介護スタッフを増やしたい」と漠然とイメージするだけでなく、「どういう人に来てほしいか」を細かく設定して、ペルソナに沿ったアピールを考えます。

「現在グループホームで介護スタッフとして働いているけれど、今の職場に不満があり転職したいと考えている男性。今の職場に教育体制がなく、キャリアアップに不安を抱えている」と人物像を設定するだけで、「社内に教育体制が整っている」「具体的なキャリアプランを描ける」という情報を加えると、魅力を感じてくれるかもしれません。

ペルソナをイメージしておくと、求職者に「刺さる」アピールポイントを考えやすくなります。

職種名は「施設の種類+職種or資格名（仕事名）」

Indeedは、職種名で検索がヒットしやすいため、求人のはじめにまず職種名を記載します。このとき、どの施設の募集かが分かりやすいよう施設の種類も含めるようにします。

例えば、「特別養護老人ホームの介護福祉士」「グループホームの介護職員」などです。「デイサービスの入浴介助スタッフ」など具体的な仕事が記載されていると、より求職者に分かりやすくなります。

職種名を記載する際は、上記のようになるべく一般的な用語を使いましょう。介護業界で最も利用される検索ワードに合わせると、検索結果にあらわれやすくなります。

仕事内容は詳細を具体的に書く

求職者は「自分に適した仕事か」「自分にもできる仕事か」など、求人広告の仕事内容を見て判断しています。そのため、具体的な仕事内容が書かれていないと応募には繋がりません。

求職者が仕事内容をイメージできるよう、「リハビリ介助」「食事・入浴・はいせつの介助」「居室の清掃」など、詳細を具体的に書きましょう。

例えば、ホームヘルパーを募集する場合、以下のように書きます。

「ご利用者様のご自宅に訪問し、介護をしてくれるホームヘルパーを募集しています。主な仕事内容は、ご利用者様の健康チェックや入浴・食事サポートなどです。介護のご経験がない方も事前研修がありますので、安心して働いていただけます。」

仕事の流れが大まかに決まっている場合は、記載できるとベターです。午前の業務・休憩の時間帯・午後の業務など1日のスケジュールの流れや業務の一連の流れを記載すると、より求職者が働くイメージをしやすくなります。

求める人材でミスマッチを防ぐ

求める人材を細かく記載しておくと、ミスマッチの防止になります。

介護士を募集するなら、必要なスキルや資格は必ず記載しましょう。例えば、「介護福祉士免許」「旧ヘルパー2級（介護職員初任者研修修了）以上」「普通自動車第一種免許（AT限定可）」などです。

加えて、「明るく笑顔で介護ができる方」「体力のある方」など、資格以外の個々の特性などを記載すると、自社が求める人材に近い人からの応募が集まりやすくなります。

ただし、あまりにも多くの要件を書き連ねると、応募を躊躇してしまう方もいます。「これを満たさないと選考に進めない」「こんな人を歓迎（優遇）する」「こんな人材に働いてほしい」をバランスよく記載することで、求める人材と出会いやすくなります。

アピールポイントはペルソナにあわせて選ぶ

自社のイメージ通りの人材と出会うためにも、求職者に「ここで働きたい」と思ってもらうためにも、アピールポイントはペルソナにあわせて選ぶのがおすすめです。

これまでの手順で考えたペルソナと自社で働くメリットを組み合わせて、アピールポイントにしていきます。

先ほど想定した「現在グループホームで介護スタッフとして働いているけれど、今の職場に不満があり転職したいと考えている男性。今の職場に教育体制がなく、キャリアアップに不安を抱えている」のペルソナに刺さるには、以下のようなアピールポイントが考えられます。

• 「介護職員初任者研修修了」だけでなく「資格取得見込みの方も応募可」と書けば介護士としてスタートしたばかりの方も集まるかも
• 「社内研修あり」と記載すれば安心して応募してくれるかも
• 「介護士のキャリアアップを目指す方」と書いたらメリットを感じてくれるかも
• キャリアアップを実現したスタッフがいる点を記載したら、より魅力に感じてくれるかも

もし、自分がペルソナのような求職者だったら、どのような特色を持つ職場や待遇に魅力を感じるかを想像しながら決めてみてください。

反応を見ながら調整・改善していく

細かなペルソナを決めて刺さるアピールポイントを考えても、必ずしもたくさんの応募に繋がるわけではありません。

掲載から1～2週間経っても反応が来ない、反応が大して変わらない場合は、原稿を修正・改善する必要があります。求める人物像やアピールポイントを変えてみましょう。

先の例で言えば、キャリアアップできる環境の職場を探している人ではなく「資格はあるけれど、出産を機に現場を数年離れていた女性」や「介護系の学校を卒業したばかりの人」などのペルソナも想定します。

すると、「ブランクのある方歓迎」や「20代スタッフも活躍中」といった、前のペルソナ向けとは違ったアピールポイントを見つけることができます。

諦めずに原稿の調整・修正を繰り返すことで、求める人材と出会える可能性が高くなります。

代理店に運用を依頼するのもおすすめ

Indeedの求人広告は、自社（事業所）で運用する以外にも、代理店に運用を依頼する方法があります。「何回か原稿を調整してみたけれど、やっぱり応募がこない」「原稿の修正にあてる時間がない、担当人員がいない」などの課題を抱えている場合は、Indeed認定パートナー（代理店）に運用を任せてみるのも1つの手です。

運用の一部を依頼すると求人原稿の修正や再投稿を代行してくれますし、すべてを依頼すると、求人情報の作成や投稿はもちろん、調整や効果測定、改善までを一貫して担ってくれます。

Indeed認定パートナーは「どのようなキーワードを使えば上位表示を狙えるか」を熟知しているため、専門的な知見からアイディアを提案してもらうことも可能です。運用慣れしている代理店に丸投げすれば、スタッフは現場のコア業務に集中することもできます。

まとめ

採用競争の激しい介護業界では、多くの企業や事業所が常に求人広告を出しています。単に勤務条件や事業所の特徴を書き連ねるだけでは、他社との差別化を図れずなかなか応募には繋がりません。

介護業界のIndeed求人広告を検討している方は、検索結果に反映されやすい職種名と仕事内容を記載する、具体的なペルソナを設定し、それに合わせたアピールポイントを考えるなど、ここで紹介した方法をぜひ試してみてください。

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