Indeedは新卒採用にも使える？

少子高齢化や団塊の世代の一斉退職などで人手不足が深刻化する現在の日本においては、新卒採用でも売り手市場になっていることが現実です。そのため多くの企業にとって新卒者の採用活動を強化する取り組みは事業の安定化に不可欠であり、その具体策としてIndeedの活用が注目されています。

新卒採用にもIndeedを使うべき！
5つの理由を紹介

知名度が高い

Indeedが新卒採用に有効な理由として、まず挙げられるものは求人検索エンジンとしての「知名度の高さ」です。

そもそも現在は新卒採用を目指す学生を含めた多くの求職者にとって、インターネットを活用して就職活動を進めることが常態化しており、必然的にポータルサイトやプラットフォームとしての知名度は求職者の母数を増大させるためにつながります。

またIndeedは国際的にサービス展開されており、海外人材へのアプローチにも役立ちます。

「職種名＋新卒採用」のKWで上位表示されやすい

Indeedでは希望する職種や業種や、「新卒採用」などのキーワードを組み合わせて、条件検索により求人を調べることが可能です。

そのため新卒者や卒業見込みの学生にとって自分たちが求める業種や職種を探しやすく、新卒採用を強化したい企業と求職者のマッチングを効率化できる点は見逃せません。

また自社の条件を適正化することで、職種や新卒採用といった条件検索の際にも上位表示されやすくなることは採用活動において重要です。

採用コストの削減も可能

Indeedでは求人情報を無料で掲載することも可能になっており、コストを抑えつつ多くの求職者へ情報を提供できる確率が高められます。

当然、無料版と有料版を比較すれば必然的に有料版の方が使いやすくなっていますが、ひとまず無料版でIndeedの利用メリットを確かめてから、改めて有料版を利用すべきか検討しやすいこともポイントです。

なおIndeedでは求職者が情報を閲覧するごとに費用が発生するクリック課金方式を採用しているため、求人掲載だけで多額のコストがかかる心配もありません。

情報の案内もシステム化されており、人事担当者の負担を軽減できることも強みです。

企業ページで自社のことをしっかりアピールできる

Indeedでは自社の強みや実績、将来的なビジョンなどを企業ページでしっかりとアピールできることも重要です。

新卒採用を強化するためには、求職者にアプローチしやすい雇用条件や待遇などをきちんと考慮して掲載することが欠かせませんが、同時に特に若者の採用では企業としての将来性や活躍のチャンスが重視されることも事実となります。企業ページの拡充によって求職者への訴求力を高めていくことは、求職者へ就職後のイメージを抱かせたり、「この会社で働きたい」といった希望を抱かせたりすることにもつながります。

また自社の独自の強みや実績を掲載することで、他者との差別化戦略も追求可能です。

認知度が低くても見つけてもらえる可能性がある

Indeedの知名度が高く、また各種条件検索などに対応しているからこそ、会社そのものの認知度が低い場合でも求職者に発見してもらいやすくなることは大切です。

さらにIndeedは日本国内だけでなく世界各国を対象エリアとしてサービス展開されているため、地方の企業でも遠方の人に魅力を伝えやすくなっており、またグローバル人材の獲得や自社アピールを一層に進めて行くことができます。

事業そのものは小規模であったり、地方で新設されたばかりの会社であったりしても、Indeedによって求職者とのマッチング率を向上させることで、自社の企業ページを閲覧して興味を抱いてもらえるチャンスを増やせる期待は魅力的です。

Indeedで新卒採用をする際のポイント

採用したいターゲットを明確化する

製品の販売や営業において顧客のターゲッティングが不可欠なように、新卒採用を含めた採用活動でも採用したい人材のターゲットを明確化することが欠かせません。

また採用したい人材について考える場合、明るい人やコミュニケーションが得意な人といった漠然としたイメージを挙げるのでなく、具体的な経験や性格の特徴などを細かく定めていくことがポイントです。

必須の資格や歓迎スキルなどを具体化する

新卒採用ではそれぞれの業界における社会人経験がないからこそ、求職者にとっても自分の学歴や資格、スキルといった要素は就職活動時の武器になります。

そのため企業としては必要とする資格やスキルを明記することはもちろん、どのような資格やスキルを持っている人を歓迎するのかも具体的に記述してアピールすることが大切です。

またKWとしてスキルや資格を明記することで、条件検索の際にヒットしやすくなって、求職者とのマッチング率も向上されます。

職種は仕事内容をイメージできるように設定する

Indeedの検索画面において職種は太字で表記されるため、職種から仕事内容を連想できるようにすることで訴求力を高めて、クリック率を上昇させられるようになります。

また、職種を設定する際にも採用したいターゲットを意識して、求める人材に対して分かりやすくアプローチできる文言や内容を検討することが必要です。

一方、職種や業務内容に関係しない装飾語を入れると記載内容に問題ありとして判断されることもあるため注意してください。

なお「新卒採用」と職種に記載しておくことも肝要です。

応募後のフローをまとめておく

求人を見た求職者が実際に応募した後、どのようなフローになっているのかIndeed原稿にあらかじめ記載しておくと、求職者の不安を軽減させられます。

新卒採用の転職活動では複数の企業へ応募する学生が大半であり、フローが明確化されていない企業はスケジューリングしにくいからと敬遠されがちです。

会社の情報もきちんと明記する

募集要項を掲載するだけでなく、自社がどのような企業であるのか、会社情報などをきちんと提示して自己紹介することも忘れてはいけません。

どれほど好条件を示されていても、正体不明の会社に採用されたいと考える学生は少数です。

会社の理念や雰囲気、将来性、そして実績や規模といった情報を適切に提供して信頼される土台を構築することが大切です。

Indeedで新卒向けの求人を掲載する方法

【コストをかけたくない企業向け】無料掲載を活用する

前述したように、Indeedは無料で企業情報や募集内容を掲載することが可能です。

まず自社でIndeedのアカウントを作成し、規定に従って原稿を作成して、それを自社にとって都合の良いタイミングで掲載するだけで世界中へ無料公開することができます。

ただしIndeedは非常に多くの企業が情報を掲載しているサービスであり、無料掲載では広告表示がされるなど視認性や訴求力といった面で有料掲載よりどうしても一歩引いてしまうことは事実です。そのため、すでにIndeedを使って採用活動を十分に行えていたり、Indeedの運用に慣れた従業員やスキルを備えた担当者がいたりするといった場合を除けば、コストパフォーマンスを考えながら無料版を検討することも1つの方法でしょう。

なお、ひとまず無料で活用し、その効果を確かめながら有料版へ移行するといったことも有効です。

【成果を出したい企業向け】有料掲載を活用する

より新卒採用の成果を求める場合、有料掲載を活用することは合理的な選択です。特に、すぐにでも新卒者の採用を叶えたいといったニーズがある場合、有料掲載で迅速性を高めることは合理的です。

Indeedの有料活用には大きく2つのパターンがあります。

自社で運用を行う

Indeedへ直接申込み、有料掲載の登録をすることで、自社でIndeedへの有料掲載を行うことが可能です。すでに無料掲載を試してIndeedのノウハウをつちかっていたり、過去にIndeedを有料活用していた経験や相応のスキルを有している従業員がいたりする場合、全てを自社運用することで有料掲載でありながらコストをコントロールしやすくなります。

また費用についても情報を閲覧されるごとに料金が発生するクリック課金方式となるため、あまり効果が得られなければ費用も高くならないことはポイントです。

反面、原稿の作成や入稿タイミングの見極め、情報のアップデートや修正などを全て自社で担当しなければならず、担当者や部署に十分なノウハウや経験がなければせっかく有料掲載したにもかかわらず成果が得にくくなるといったリスクもあります。

Indeed代理店に任せる

有料掲載の方法として2つめのものが、Indeed代理店に運用をアウトソーシングするという方法です。代理店にIndeed運用を委託する場合、会社ごとに委託料がかかりますが、原稿の作成や情報更新なども代理店が行ってくれるため、自社としては負担を軽減しつつ採用活動を強化することができます。

またIndeedではパートナーシップ制度を採用しており、適切なノウハウやサービス品質を備えている代理店を認定パートナーとして設定しています。そのため代理店を選ぶ際にIndeedの認定パートナーになっている代理店を基準として比較検討すれば、客観的にも代理店の技術評価や信頼を検討しやすくなります。

なお、Indeed認定パートナーにはさらに複数のグレードが設定されており、優れた実績を有する正規代理店に対してはシルバーパートナーやゴールドパートナーといった称号が与えられるため、それも比較検討の指標の1つです。

まとめ

インターネットを活用した就職活動が当たり前になった現在、膨大な情報の海から求職者に少しでも自社を発見してもらいやすくするため、Indeedのようなサービスを活用することは新卒採用においても重要です。

ただしIndeedを新卒採用に活用するためには注意点もあり、より効果的な活用を目指す場合は有料掲載や、代理店の委託といった利用方法を検討することも大切でしょう。

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