工場・製造業のIndeed求人広告の書き方

業界全体で人手不足が課題になっている工場・製造業において、応募がなかなか増えなくて人材の確保に悩んでいる採用担当者の方も多いはず。Indeedは工場・製造業の人材募集と相性が良く、応募者を増やすなら活用したい検索エンジンです。ただし、求人広告をただ掲載するだけでは十分な効果を得られないため、ここでは応募者を増やすために押さえておきたい求人広告の書き方について紹介します。

ペルソナを具体的にイメージする

製造業とひとくちに言っても業種・業界の幅がかなり広く、仕事の内容も多岐にわたります。そのため、製造業とひとまとめに募集すると、自社のニーズにマッチした人材からの応募がこない可能性も。そうならないようにするには、どんな人材を採用したいのかといったペルソナを具体的にイメージし、ペルソナに応じた内容で募集をかけることが大切です。

たとえば、「経験・未経験不問」「50代も歓迎」など間口の広い募集をした場合、応募があったとしても自社のニーズにマッチしておらず、採用につながらないことも考えられます。「正社員登用を前提に長く勤務して欲しいので35歳までの若い年代」「フォークリフト免許と倉庫内作業の経験がある即戦力者」「日中のスキマ時間を有効に活用したい方」など、自社が欲している人材を具体的に記載するようにしましょう。

職種名は「業種+仕事名（または資格名）」

Indeedでは求人広告にキャッチコピーを付けることが禁止されており、職種がタイトルに表示されるようになっています。

求職者の目に留まるようにするには、「自動車部品の組立・検査作業」「物流倉庫でのフォークリフト作業」「食品工場での加工・梱包作業」など募集している職種や仕事内容が一目で分かるように簡潔に記載しましょう。検索ワードとしてよく利用される言葉に合わせて職種名を記載すると、検索結果にヒットしやすくなります。

専門的な知識や資格が必要な場合は、それも明示するようにしましょう。

職種名として使うのを避けたいのが、社内用語や略語です。一般的に使用されていない職種名だと検索結果にヒットしづらく、さらに求職者の応募候補にも選ばれにくくなってしまいます。

仕事内容は詳細を具体的に書く

工場・製造業は「きつい」「汚い」「危険」と3Kのイメージを持たれていることが多いのも、応募がなかなか増えない原因の1つです。そのため、「未経験OK」や「製造スタッフ」などのようにあいまいな記載だと、求職者に不安や不信感を与えてしまいかねません。採用されたらどんな仕事をするのか、どういうふうに働くのかといったことが具体的にイメージできるように、できるだけ詳細に記載しましょう。

たとえば、「大手メーカーの工場内での商品の梱包・運搬業務です。年齢や経験は不問で、スタッフのほとんどが未経験からスタートしています。仕事の多くはマニュアル化されているので、規定の基準に沿って作業するだけでOK。シフト制のため、学業と両立しながら、またはダブルワークとして働きたい方に向いています」のように、少しでも多くの情報を記載すると求職者の不安を解消でき、応募を後押しできます。

また、仕事内容に多くの情報を盛り込むことで、さまざまな検索ワードに引っかかりやすくなり、閲覧数の増加や優秀な人材からの応募につながる可能性もアップします。

求める人材でミスマッチを防ぐ

採用活動を効率よく進めるには、応募要件を詳細に記載してミスマッチを防ぐことも大切です。必要なスキルや資格を記載するときは必須と推奨をしっかりと分け、推奨するスキルには（なくてもOK！あれば嬉しいです）のように必須スキルではないことを分かりやすく記載しましょう。

たとえば以下のように記載すると、企業がどのような人材を求めているのかが伝わり、ミスマッチを防ぎやすくなります。

【必須となる資格・経験】

• フォークリフト運転免許を所持している方
• 倉庫作業の経験がある方

【こんな方を歓迎します】

• 細かい作業が好きな方
• こつこつと作業するのが得意な方
• 経験を活かして長く働きたい方
• 子育てがひと段落してブランクのある方
• Uターン・Iターン・Jターンの方

【こんなスタッフが活躍しています】

• 20代～60代まで幅広い年代の方
• 主婦（夫）、中高年、シニアの方
• 工場内作業、ライン作業、製造業、軽作業などの経験者
• 未経験からのスタートがほとんど（研修あり）

応募要件を書く際に注意したいのが、ミスマッチを防ごうと多くの要件を書き連ねすぎること。それだと優秀な人材まで応募をためらってしまう可能性があるため、関連性の高いキーワードや用語を含めながら簡潔に記載するのがポイントです。

アピールポイントはペルソナにあわせて選ぶ

自社の魅力を伝えるアピールポイントは、具体的にイメージしたペルソナに合わせて考えていきましょう。ターゲットの求職者が知りたがっている「自分の思ったような働き方ができるか」「自分でもできそうな仕事か」といった情報が、アピールポイントで判断できるかどうかを意識すると〇。ペルソナがどのような仕事や環境を理想としているかを詳細に設定することで、ペルソナに刺さるアピールポイントを作成しやすくなります。

必要なスキルや知識が特にない場合でも、どのような作業をするのか、どのような職場環境なのかを詳しく記載することで、求職者に安心感を与えられます。キャリアアップしたい経験者をターゲットにするなら、自社でのキャリアアップの流れや給与の決め方などターゲットが気になる内容に焦点をあて、詳細に記載することが重要です。

反応を見ながら調整・改善していく

求職者を意識した求人情報を作成したとしても、すぐに効果が出るとは限りません。採用活動はトライ＆エラーの繰り返しのため、求職者の反応を見ながら原稿の内容を調整・改善していくことが大切です。

たとえば未経験者をターゲットにするなら「研修制度が充実！未経験の方でも安心して働けるようにマニュアルや教育制度を整備しています」などの記載を盛り込むと良いでしょう。Wワーク希望のフリーターなら「Wワーク歓迎」「決定後のシフト変更可」「短時間勤務もOK」など、シフトの融通や掛け持ちの可否などをアピールすることが大切です。

こういったトライ＆エラーを繰り返すことで、自社が求める人材からの応募を見込みやすくなります。

代理店に運用を依頼するのもおすすめ

採用活動はトライ＆エラーが大事とは言っても、「原稿を調整してもなかなか応募がこない」「原稿を調整・改善する時間がとれない」などの悩みを抱えている採用担当者の方も多いでしょう。また、「有料掲載を利用しているものの、単価や予算の調整が難しい」「自社の求人広告が上位表示されない」なども、Indeedの採用活動でよくある悩みです。

こういった悩みを抱えている場合は、Indeed認定パートナーに運用を依頼することも検討してみましょう。

Indeed認定パートナーとは、Indeed運用を事業として行っている広告代理店に対し、Indeedが公式な販売代理店として認定する制度です。Indeed運用の豊富な実績がある認定パートナーなら、ノウハウを生かした効果的な運用を期待できます。無駄のないクリック単価を設定してもらうことで、予算の使いすぎを防げるのも嬉しいポイントです。

Indeed認定パートナーのなかでも、特に優れた代理店は特別認定パートナーとされています。代理店に運用を依頼する場合は、認定パートナーまたは特別認定パートナーの代理店を選ぶと良いでしょう。

まとめ

Indeedの効果的な運用には、分析と改善の繰り返しが重要になってきます。ただ、そうは言っても「分析するノウハウがない」「そもそも人手が足りない」「本当に成果が出るのか不安」という採用担当者の方も多いはず。特に工場・製造業は人手不足が深刻な課題となっているため、自分たちで対応できることにも限界があります。

そういった場合は、Indeedの広告運用を事業として行っている代理店への外注を検討しましょう。ノウハウや人手が不足しているなかで対応するよりも効果的な運用を期待でき、浮いたリソースを有効活用できるというメリットもあります。

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